エルンフォ プロジェクト

06/12/03 ビジネス

 最近ビジネス雑誌とかがおもしろい僕です。休憩時間があまりに暇なんで休憩室に置いてあるヤツを読んでしまいます。

 で,すごい古い雑誌なんですけど,ユニクロの社長と吉野家の社長の対談ってのがありました。

 企業の三分の二は赤字らしいです。それは「赤字を客のせいにする体質」が原因だとお二方は述べています。

 その後の文面を忘れてしまいましたが,まあこいうい人たちは多いですよね。赤字を客のせいにするというか,自分たちのやっていることに責任が持てない人というか。

 クラブイベントなんかでも客が入らないってことは,オーガナイザーの宣伝不足だったり,イベント自体がおもろなかったりっていう場合がほとんどだと思うんですけど,出演者のせいにする人っています。「君らがチケットさばいてくれなかったから」とかね。もっと最悪な場合,赤字分を出演者に払わせるなんて奴らも出てきます。

 そりゃあ僕らも自分が出るし,見て欲しいからできる限り協力はします。でも客集めるのは出演者の本当の仕事じゃないですからね。

 オーガナイズをするならば,自分たちでケツを持つ覚悟を持って欲しいものです。そして赤字と言う現実を目の当たりにして,「何が悪かったんだろう」,「次はどうすれば良いのだろう」と考えるほうがより生産的です。

 考えることってタダですからね。


06/12/12 an流曲編集

 タイトルのごとく,私流の曲編集の仕方を紹介したいと思います。

 準備するものは

 おおまかな流れは,1.使う曲を選ぶ(選曲),2.曲の使わない部分をカットする,3.つなげる(ミックス)。2と3はまあどっちが先でも良いです。


 1.使う曲を選ぶ (選曲)

 曲編集は全てここで決まると思います。どんなにミックスが上手くても,選曲がイマイチなら僕は良いとは思いません。

 ただ勘違いしないで欲しいのが,かっこいい曲ばかり使ってもダメってことです。良くそういうチームいますけど,作品全体を見た時になんだかなぁ~って感じです。

 良い素材も使い方を間違えれば,その良さを発揮できませんし,あまり良くない素材でも使い方次第では輝き出すのです。

 まずはどんな作品にしたいかを考えましょう。イメージを書き出しましょう。例えば,最初は激しく,途中からダークな曲になり,ラストはしっとりと踊りこなす,という風にメモします。

 さらにチームで話し合いながらノートに書きなぐって行ってください。「宇宙のような」とか「ど~ん!」とか擬音を書いてもかまいません。そういうイメージやらやりたいことに合わせて曲を選んでください。

 とまあこんな感じでやって頂きたいのですが,あまり曲の知識がない人はイメージから曲を選ぶというやり方はキツイかもしれません。そういう場合は曲先行でやってもらってもかまいません。「この曲を使いたい!」とかね。

 どうしても使いたい曲を1曲だけ選んでください。そしてその曲を作品のどの部分にあてるかを考えてみてください(1曲目なのか2曲目なのか)。そして他の曲は初めに選んだ曲を基準に選んでください。「あれもこれもかっこいいから全部つないでしまおう」というのはできるだけ避けた方が良いと思います。ぐちゃぐちゃになります。


 疲れたのでつづく。


06/12/16 an流曲編集 2

 前回からの続き。


 2.曲の使わない部分をカットする

 だいたい洋楽ってのは同じメロディの繰り返しですからね。そのまんま使うと振り付けが大変です。

 やり方としては,まず,1曲すべて丸裸にします。カウント表というヤツを作ります。

 8888 8888 8888 8888 8888 8888 8888 8888

 こんな感じですね。8888=4×8(フォーエイト)です。使いたい曲全部カウントを書き出してください。たまに8カウントじゃなく4カウントだったり5カウントだったりする曲がありますが,そのときは4とか5とか書いてやってください。

 次はどんな音なのかメモります。

 8888 8888 8888 8888 8888 8888 8888 8888
 イントロ Aメロ  Bメロ  サビ   Aメロ  Bメロ  サビ   Cメロ

 これでほとんど裸にしたも同然です。いらない部分に×をつけていきます。作品のイメージやチームの人数などを考慮にいれていらない部分を削除します。

 8888 8888 8888 8888 8888 8888 8888 8888
 イントロ Aメロ  Bメロ  サビ   Aメロ  Bメロ  サビ   Cメロ

 まあこんな感じで。あとはこれに基づいてパソコンでカットしていきましょう。実際切ってみて変だったりしたらやり直してみたり。カウント表をつくっていると,どこをやりなおせば良いのかがすぐにわかります。

 あとはパソコンの操作なんで,それは自分で勉強していただくとして,ここで注意。ヘッドフォンで聴きながら編集してください。実際ショーする時はかなりの大音量です。その状況と同じ状況で曲を作る必要があります。

 パソコンに内蔵してるスピーカーでは音が小さく,うまく編集できたように聞こえたとしても,大きな音で聴くと微妙に違和感があったりします。できるだけ大きな音で聴ける環境を作ってください。

 あと複数の曲を使う場合,あらかじめ曲のどの辺りを使うかを考えていた方が良いでしょう。例えば,1曲目は前半部分,2曲目は中間部分,3曲目は後半部分とかね。


 つづく…


06/12/21 an流曲編集 3

 前回からの続き。


 3.つなげる (ミックス)

 あとはつなげるだけです。これは特に言うことないですね。カットしたソフトでそのままつなげても良し(コンバイン),DJソフトなど使っても良し(クロスフェード)。キレイにつながるまで試行錯誤しましょう。クロスフェードはけっこうお薦めです。下手でもそれなりにつながって聞こえます。

 ちなみに僕が使っているソフトは「Sound it!」ってやつです。他にも「ACID」ってやつが人気みたいです。参考までに。


06/12/26 ROUTE vol.4→岡山出張

 12月23日にはROUTE vol.4があり,次の日,24日は岡山でショーに出させて頂くということで,ちょっときつかったですが行ってきました!

 ROUTEは基本的には6月の第一土曜と12月の第一土曜に開催されるんですが,オーガナイザーのKENJIさんの都合で今回はイヴイヴに開催されました。鳥大ダンス部は残念ながらサークルの用事と重なって来れなかったみたいです。次は楽しんで下さい。

 今回のゲストは獅子カカケケとDETOX+ZIETHでした。貫録のショーを見せて頂きました。

 獅子カカケケはテクニックはもちろんなんですけど,テンションが素晴らしいですね。踊っているときの表情などが最高でした。

 DETOX+ZIETHは本当に貫録っていう感じです。ため息が出ます。あとフミさんはめっちゃおもろい人です。

 バトルなんですが,思春期のマサヤが大暴れしてました。スーザンも俺も獅子カカケケのお二人も倒して,ロッキンとヒップホップで優勝してました。僕的にはヒップホップのマサヤはかなりやばかったです。すごいグルーヴィーなダンスでした。

 ロッキングではアクロバティックなダンスで観客の心をガッチリ掴んだ感じです。こういうアクロバットに拒否反応を示す人もいるようですが,彼のそれは次元が違いましたね。

 マサヤがいつか言ってたんですが,「オーディエンスジャッジの場合,とにかく自分のダンスを見てもらわないと行けない。観客が見たくなるようなダンスをしなければならない。だから初めが肝心で,2回目3回目踊ってもみんなに見てもらうようにしなければならない」。まさにそれですね。もともと思春期のダンスは「次に何が起こるかわからない」。それが観客をワクワクさせるんですかね。ほんと勉強になります。年下だけど大先輩。

 次の日が朝早かったんで,僕はマサヤに負けたらすぐ帰ったんですが,ほんとは最後までいたかったです。LLOVE KINGGのメンバーも帰ってきてたし,みんなで楽しく遊びたかったな~まあまた今度はゆっくり遊びましょう!

 次回のROUTEはKENJIさんが転勤にならなかったら6月第一月曜です。2月にはROUTEブレイカーズがありますが…要チェックです。

 岡山出張に続く…


06/12/30 ROUTE vol.4→岡山出張 2

 12月24日,朝9時頃に鳥取を出発して岡山を目指しました。後から「今日はクリスマスイヴだ」って思い出しました。

 1時前くらいかな?クラブ「MARS」に到着。そういえばイベント名わかんねーや…。「鳥取から来たんですけど…」って言ったら手厚く歓迎されました。いじめられると思ってたのに…。岡山の人は本当に優しかったです。暖かかった。とてもアウェーだとは思わなかったです。

 鳥取から来た僕らにもきちんとケアが出来てるんですね。それもみんなが。みんなで一つのイベントを作っていこうとしてるってのが伝わってきました。素晴らしいです。これにはショックを受けました。僕らもこういう体験が出来たからには鳥取に持ち帰りたいと思います。

 途中でADETOOのオーエダさんに挨拶に行くためにスタジオSTOMPに行きました。キッズのレッスンをしてました。ちょっと話して,ノースフェイスショップに行ってまたクラブに入りまいた。15時にはオープンしてるんでもうお客さんぼちぼち入ってました。

 ショーは岡山のダンサーみんなヤバかったですね。僕としては「FUNKY GO GO」っていうSOUL LOCKのチームとADETOOがやばかった。どちらのチームにも非常に刺激をいただきましたし,音の取り方とか勉強になりました。

 あと印象に残っているのがブレイキンのチーム。立ちが上手いんです。鳥取のブレイカーは立ちが下手だな~って感じるんですが,岡山のブレイカーは本当にグルーヴィーです。他のジャンルを踊っても通用するでしょう。ブレイキンに詳しくない僕らから見るとこういうダンスの方が見やすいですね。

 ショー終わった後とかいろんな人に話しかけてもらいました。鳥取ではほとんどないですね。まあ知り合いしかいないからっていうのもあるでしょうけど。SPIN OFFで優勝した子とも話しましたが,あのポッパーは高校3年生らしいです。ダンス暦1年半。ちょっと引いた。

 みんなに挨拶して岡山を後にしましたが,本当にいい経験させていただきました。OFFICIAL MEDIAの方々には本当に感謝してます。

 岡山は大阪に比べてかなり近いし,安全な道なので車でも簡単に行けます。刺激は確実にいただけます。ダンス上手くなりたかったら,こういう遠征はどんどん行った方が良いと思いました。

 p.s.僕らが鳥取をレペゼンできたのかどうかはよくわかりませんが,割と褒められました。


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